NHK横浜放送局では、2024年9月12日から10月2日まで「虎に翼」体感ミュージアムを開催しています。このミュージアムの目玉は、ドラマで印象的な場面の一つとなっている「甘味処・竹もと」のセット展示です。
実際にドラマで使用されたセットを間近で見ることができ、寅子が友人と談笑するシーンや、松山ケンイチさん演じる桂場がおだんごを食べるシーンなど、ドラマの世界に入り込んだような体験ができます。
セット内には、小倉しるこや田舎しるこ、黒あんみつ豆などのメニューも再現されており、ドラマファンにはたまらない空間となっています。また、「竹もと」にちなんで、店内のいたるところに「竹」が使われていたり、竹の絵が描かれていたりするので、それらを探すのも楽しみの一つです。
さらに、神田祭りの絵なども展示されており、ドラマの舞台となった神田の雰囲気も感じることができます。
渋谷のスクランブルスクエア14階にあるNHKプラスクロスSHIBUYAでは、2024年5月31日まで「虎に翼」展が開催されています。こちらの展示では、ドラマの衣装や音楽、出演者のサイン色紙など、多岐にわたる展示が楽しめます。
特に注目すべきは、寅子が法律を学ぶために通う「明律大学女子部」の同級生4人の衣装展示です。これらは実際に劇中で着用された衣装であり、ドラマの世界観をより深く感じることができます。
また、大画面モニターでは伊藤沙莉さんのウェルカムコメントとインタビュー映像が放映されており、ここでしか見られない貴重な映像となっています。
劇伴音楽紹介コーナーでは、寅子のメインテーマである「寅子の翼」をはじめ、4曲の音楽を聴くことができます。作曲を担当された森さんのこだわりと共に楽しむことができ、ドラマの世界観をより深く理解するのに役立ちます。
明治大学駿河台キャンパスの明治大学博物館では、2024年10月28日まで「虎に翼」展が開催されています。この展示の特徴は、ドラマの主人公・猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子さんの母校であることを活かした展示内容です。
展示の目玉は、ドラマで使用された「明律大学」の翼のステンドグラスです。このステンドグラスは、ドラマ内で寅子たちが「翼を得る」象徴として描かれており、実際に撮影で使用されたものを見ることができます。
また、「明律大学」の校章旗や、岩田剛典さん演じる花岡悟の学生服、寅子の着物なども展示されています。これらの衣装も実際にドラマで着用されたものであり、ドラマの世界観をより身近に感じることができます。
展示を通じて、ドラマの制作秘話や裏話を知ることもできます。例えば、「明律大学」のセット制作にあたっては、実際の明治大学の建物や雰囲気を参考にしながら、ドラマの世界観に合わせてアレンジが加えられています。
また、衣装や小道具の制作過程も興味深いものがあります。例えば、寅子の着物は、時代背景や寅子の性格、そのシーンでの心情などを細かく反映させて制作されています。これらの裏話を知ることで、ドラマをより深く楽しむことができるでしょう。
さらに、展示では脚本家・吉田恵里香さんのインタビューも紹介されており、ドラマ制作の裏側や、キャラクター設定の意図なども知ることができます。
これらの展示を最大限楽しむためには、以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。
これらの展示は、ドラマ「虎に翼」の世界観をより深く理解し、楽しむための貴重な機会となっています。ドラマファンはもちろん、日本の法曹界の歴史に興味がある方にもおすすめの展示となっています。各展示会場の開催期間や入場方法などは異なりますので、事前に確認してから訪れることをおすすめします。
ドラマの世界に浸りながら、日本の法曹界の歴史や、女性の社会進出について考える機会にもなる「虎に翼」の展示。ぜひ足を運んで、自分だけの「虎に翼」体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。