虎に翼 ロケ地 東京 聖地巡礼の旅へ

NHK朝ドラ「虎に翼」の東京ロケ地を巡る聖地巡礼の旅をご紹介します。ドラマの舞台となった名所や、知られざる撮影スポットを詳しく解説。あなたも「虎に翼」の世界を追体験してみませんか?

虎に翼 ロケ地 東京

「虎に翼」東京ロケ地の魅力
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歴史的建造物

法務省旧本館や聖橋など、昭和初期の雰囲気を今に伝える建築物

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懐かしの甘味処

ドラマに登場する「竹もと」のモデルとなった老舗店

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緑豊かな公園

日比谷公園など、ドラマの重要なシーンの舞台となった場所

虎に翼 ロケ地 東京 法務省旧本館赤れんが棟

「虎に翼」の重要なロケ地の一つが、東京都千代田区霞が関にある法務省旧本館赤れんが棟です。この建物は、ドラマ内で司法省として登場し、主人公・寅子の人生の転換点となる多くのシーンが撮影されました。

 

明治28年(1895年)に竣工したこの建物は、ドイツ人建築家ベックマンとエンデの設計によるもので、ドイツ・ネオバロック様式の堂々たる煉瓦造りが特徴的です。戦災で一部を焼失しましたが、昭和23年から25年にかけて復旧工事が行われ、平成6年(1994年)に重要文化財に指定されました。

 

ドラマでは、以下のようなシーンで登場しています:

  • 高等試験司法科の試験会場
  • 戦後の司法省
  • 寅子の判事任命と新潟地家裁三条支部勤務に関するシーン
  • 桂場最高裁長官就任のシーン

 

この建物は一般公開もされており、24時間外観を見学することができます。内部の見学も可能ですが、事前予約が必要です。

 

虎に翼 ロケ地 東京 御茶ノ水界隈

御茶ノ水は「虎に翼」の主要な舞台の一つで、寅子が通った明律大学(実際の明治大学がモデル)や女学校がこの地域に設定されています。特に印象的なのが、ドラマの冒頭から登場する聖橋(ひじりばし)です。

 

聖橋は昭和2年(1927年)に完成した橋で、関東大震災からの復興のシンボルとして建設されました。ドラマでは昭和初期の御茶ノ水の街並みが見事に再現されており、この橋からの眺めは当時の雰囲気を今に伝えています。

 

聖橋からは、JR御茶ノ水駅や神田川、そして周辺の建物群を一望することができます。特に、中央線、総武線、地下鉄丸ノ内線の3路線の電車が同時に見られることから、鉄道ファンにも人気のスポットとなっています。

 

聖橋のすぐそばには、ドラマにも登場するニコライ堂(東京復活大聖堂)があります。明治24年(1891年)に竣工したロシア正教の聖堂で、その独特の建築様式は御茶ノ水の街並みに彩りを添えています。

 

JR東日本:御茶ノ水駅の情報

虎に翼 ロケ地 東京 神田須田町の甘味処

ドラマ「虎に翼」に登場する甘味処「竹もと」(後の「笹竹」)のモデルとなったのが、神田須田町にある老舗甘味処「竹むら」です。この店は140年以上の歴史を持ち、昭和初期の雰囲気をそのまま残しています。

 

「竹むら」の内装や雰囲気は、ドラマの「竹もと」のセット制作に大きな影響を与えました。店内には昭和5年(1930年)に建てられた木造建築の面影が残り、ドラマの世界観を体感できる貴重なスポットとなっています。

 

ドラマファンの間で人気となっているメニューは、やはり「あんみつ」です。創業以来変わらぬ製法で作られる自家製あんこの味わいは、まさに「虎に翼」の世界そのものです。

 

神田須田町エリアは、奇跡的に戦災を免れたため、昭和初期の街並みが今も残っています。「竹むら」以外にも、140年続くそば屋や江戸時代から続くあんこう料理店など、ドラマの世界観を感じられる店が多く点在しています。

 

虎に翼 ロケ地 東京 日比谷公園

日比谷公園は「虎に翼」の中で、重要なシーンの舞台として何度も登場します。明治36年(1903年)に日本初の洋風公園として開園した日比谷公園は、120年以上にわたり東京の街を見守り続けてきました。

 

ドラマでは特に、戦後の日比谷公園の描写が印象的です。瓦礫が散らばった公園の姿は、戦後の東京の状況を象徴的に表現しています。現在の日比谷公園は、大噴水や日比谷公会堂、日比谷図書文化館など、様々な施設が整備され、都心のオアシスとして親しまれています。

 

公園内には、ドラマにも登場する「市政会館」(現在の東京都議会議事堂)があります。この建物は大正18年(1929年)に完成し、昭和初期の東京の様子を今に伝える貴重な建築物です。

 

日比谷公園は、家庭裁判所や霞が関の官庁街にも近く、ドラマの中で寅子が法曹界で活躍する姿を想像しながら散策するのもおすすめです。

 

東京都公園協会:日比谷公園の公式情報

虎に翼 ロケ地 東京 八王子市長池見附橋

「虎に翼」の印象的な橋のシーンの多くは、実は東京都八王子市にある長池見附橋(旧四谷見附橋)で撮影されています。この橋は、もともと1913年(大正2年)に東京都新宿区のJR四ツ谷駅上に完成した跨線道路橋でした。

 

75年後に架け替えが決定し、1993年に現在の場所である八王子市の長池公園に移設・復元されました。日本に現存する鉄製アーチ橋では最も古いものの一つで、創建当時そのままの姿で供用されている日本最古の橋とも言われています。

 

ドラマでは、主に昭和初期の東京の風景を表現するために使用されており、寅子たちの重要な会話シーンなどが撮影されました。橋の優美なアーチと、周囲の自然が織りなす景観は、ドラマの世界観を見事に表現しています。

 

長池公園は豊かな自然に恵まれた場所で、橋の周辺には遊歩道や池があり、ゆっくりと散策を楽しむことができます。ドラマファンだけでなく、歴史的な建造物や自然を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。

 

 

以上が「虎に翼」の主要なロケ地となった東京の名所です。これらの場所を巡ることで、ドラマの世界観をより深く体感することができるでしょう。また、各ロケ地には独自の歴史や魅力があり、ドラマファン以外の方にも十分に楽しめる観光スポットとなっています。ぜひ、あなたも「虎に翼」の舞台を巡る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。